ネタバレ含む感想です。
書評動画を見ていたので何となく予想はできていましたが主人公にいまいち感情移入出来ないまま終わってました。
文体はすごく読みやすいし短いので物語がするっと入ってくる分読後感がモヤッとしてました。
こういうタイプの物語って読んだことなかったなあと新しい気持ちになりました。
こう書くと言葉が強いかもしれませんが読み終わったあと一番最初に思ったのはキショ!でした。
読みやすい文章で主人公の奇行がスラスラ入ってくる感覚は今村先生の作品でしか味わえなさそうだなと感じましたね。
理解できるけど共感が一切できなかった。
一切は嘘ですね。
一人の人に執着してしまう気持ちは共感できたんですけど私はあそこまでできないなあと。
最後には見失ってしまうのも主人公をエスカレートさせるんじゃないかとハラハラしました。
実際お金借りるのってむらさきのスカートの女を探すためなのかなと私は思いました。
主人公がむらさきのスカートの女に再会するのか、黄色のカーディガンの女になるのか、新たなむらさきのスカートの女を見つけるのか...。
どんな風に続いてもちょっと怖いですね。
是非皆さんも読んでみてください。
では。